· 

いじめ問題に対する捉え方

先程、下記のようないじめ問題に対するTweetを目にしました。
良い機会なので、私の考えを記載します。

 

■Tweetの内容

いじめの問題。「いじめられた側にも問題がある」という意見もありますが、僕は「イジメた側がイジメる理由を作り出した」のだと思います。皆さんはどう思いますか?

 

■私の考えとして

イジメは「いじめる側の心の問題」です。

仮に、いじめられる側に理由があるのであれば、親や先生等がその理由と向き合って問題解決をすれば良いだけです。

例えば、理由にも病気や障害、あがり症や独特な癖など、何か問題行動があるのであれば、その問題行動についてちゃんと向き合って、クラス全体を含めて理解を求めれば良いだけだったりします。

 

ですが、いじめてしまう(特に繰り返してしまう)行動は、その子の「心の闇」が深く、ちゃんとカウンセラーを付けて向き合うべきだと私は考えます。

 

何故なら、いじめられる側は上記のように、「いじめ環境」さえ解決すれば、将来的に鬱になったり、極端な犯罪思考に陥ることも、殆どありません。

 

ですが、いじめてる側の方は、その問題性を気付かずに成長してしまうことで、虐待や暴力的な思考を将来的にも備わってそなわりやすく、大きな犯罪も犯しやすいのだと私は考えています。

 

また、カウンセリングを受けさせることは「いじめることへの問題意識」が社会にも拡がりやすくさせる効果もありますし、いじめている人が居たら、『止めときなよ』と止めさせようという意識を育むことも出来ます。

 

更に、いじめられる側にとって、いじめられている状況は、孤独で心細く、どん底のような精神状態です。

そんな時に誰かの『止めときなよ』という言葉は、いじめられている側にとって、大きな「希望」や「味方」を感じさせてくれる言葉なのです。

たったこれだけの些細な発言が大きな「希望」や「勇気」にも繋がったりするのです。

 

そして、若者の死亡理由の第一位は自死(自殺)です。

私の身近な知り合いにも、未遂を行い救急車で運ばれ一命を取り留めた者がいます。

自傷行為を行っていた者もいます。

 

そんな人達も今は大人になり、今を生きています。

その辛い状況のときには『やめなよ』というほんの些細な言葉が「味方」や「希望」を感じさせてくれることもあるのです。

全てとはいわずとも、もし、そういう社会が身近にあれば、多くの若者の自死を思い止まわせる一助にもなり得るのではないでしょうか?

 

また、いじめる側に一時的にでもカウンセラーを付けることは、将来的にプラスになることがあっても、マイナスになることは殆どありません。

何故なら、いじめる側にも、いじめてしまう理由がある。
そんなケースも多いのだと思います。


例えば、ネグレクトのような環境であったり、何かを強制させられ強いストレスを感じていたりすることもあるかも知れません。家庭の経済状況や金銭的な問題のケースもあるでしょう。

こういった社会の闇が、地域の闇になっていることも多いのです。

 

こういった社会問題にメスをいれ、把握することで行政がいち早く動くことにも繋がるのではないでしょうか?